記事一覧

セイコーの隠れたヒットSBEC005は完璧なクロノグラフかもしれない

SBEC005(SRQ029)と愛車の日産 スカイラインで出かけた大陸横断の旅で、この時計の真価が分かった。

图片描述

2016年に、この写真を携帯で撮影してインスタグラムに投稿したときのことを、私ははっきりと覚えている。餃子の街として知られる日本の宇都宮市郊外の、セブンイレブンの駐車場の車内だった。その日の朝、名所の山岳道路を旅しようと、私は日産 スカイラインR32 GT-Rの改造車をレンタルしていた。そしてその数日前、その旅行のためだけに1本の腕時計を買った。セイコー SBDY015、ご存知タートルとも呼ばれる時計だ。

その時計を着けると、桜満開の足尾山系を縫う雲の上の狭い道路をフル加速で突進していくドライブが、さらに一層素晴らしいものになった。

 その日産 スカイラインの印象は強く残り、私は今年初めに1台購入して子供の頃からの夢を叶えた。若い頃にビデオゲームで、この車という禁断の果実(アメリカ国内でこの車は販売されていなかった)を味わって以来、ずっと憧れていたのだ。アメリカでは、25年以上を経た車であれば、世界中どこからでも輸入して合法的に登録することができる。たとえハンドルが反対側に付いていてもだ。そして私はそうした。

 こうして私はその車を手に入れた。しかし、それに合う時計を持っていなかった。

 さっさと要点を言ってしまおう。私は完璧な時計を見つけた。セイコーだ。セイコーと日産の長い付き合いを考えれば、それはそうなるだろうとわかってはいた。日産がラリーレースに取り組み始めた頃の1970年代に、セイコーがそのスポンサーを務めて以来の関係である。だが、SBEC005がセイコーの現在の最高傑作のひとつであるのみならず、それがスカイラインと理想的にマッチする理由を私が理解するには、ニューヨーク市からユタ州まで州間高速道路ルート80で米大陸を横断するアクセル全開の2100マイル(約3380km)の旅を必要とした。